10月25日(水)~10月27日(金)の3日間、中学生の職業体験がありました。
今回は1名の生徒さんが来てくれました。いろんな仕事を体験しましたよ。
1日目は、一般書カウンターでの返却や貸出・書架整理などを体験。いつも利用する側で見ていた図書館の仕事を、実際にやってみるのはとても緊張したようです。
事務室でするブックコートや本の修理、雑誌のデータ入力、リサイクルへ出す資料の作業など、普段は目にできない図書館の裏側の仕事も体験しました。
はじめは緊張していた生徒さんでしたが、仕事をこなしていくうちにだんだん慣れてきたようです。2日目もがんばって!
2日目は、地下1階へ降りて児童書コーナーへ。来月の児童書の特集本あつめに挑戦! たくさんの本の中からテーマに合ったものを見つけるのは意外と大変。一生懸命探してくれました。
そして最終日に行う、絵本の読み聞かせの練習も! どんな絵本を選んだのでしょう? ワクワクしますね。
3日目、職業体験の最終日です。
朝はおすすめ本を探してPOP作り。職業体験のみんなが選んでくれるおすすめ本は、毎回意外なものが多いんです。大人の目線では こぼれてしまうような、フレッシュな選書があってなかなか勉強になります。
さて選ばれたのはどの本でしょう? 中高生コーナー・児童書コーナーにそれぞれ展示しています。貸出できるのでぜひ見に来てください。読み応えのあるPOPも注目です!
そして午後は、とうとう迎えた絵本の読み聞かせの本番!
読んでくれたのは『ダンボールくん』です。
「ちょっぴりさびしい。そんなとき、あたたかい きもちになれる ダンボールくんのものがたり」というサブタイトルだけあって、すこし寂しげなお話。ダンボールくんがさまざまなトラブルに見舞われながらも、必要としてくれる人の元へ辿り着く、じんわりと心に滲む作品です。
大人向けの絵本でしたが、生徒さんの穏やかな声と、ゆったりと絵を見せてくれる読み方とがとてもマッチして、聞きごたえのある絵本になりました。
直前までとても緊張していたようですが、本番では落ち着いて、大人の心にじんわり響く読み聞かせをしてくれました。
さてさて、職業体験はこれでおしまい。3日間、中学生とはとても思えないほどしっかりした仕事ぶりだった生徒さん。本が好きだとのことで、図書館で有意義な時間を過ごしてくれたようです。これからの将来への一歩になってくれると嬉しいですね。
3日間お疲れさまでした!