1月21日(土曜日)に、文化ホール(アザレアホール内)でバリアフリー映画上映会を開催しました。
前回反響の大きかったバリアフリー映画上映会。第2回目となる今回は、映画「博士の愛した数式」の上映を行いました。
今回もたくさんの方が参加してくれました。
はじめの挨拶では、手話による同時通訳も行い、バリアフリーを意識した上映会となりました。
そうして始まった上映会。作品は小川洋子原作の映画「博士の愛した数式」。
原作は第55回読売文学賞・第1回本屋大賞を受賞し、英訳もされている人気小説です。
交通事故の影響で、記憶が80分しかもたない天才数学者の博士と、博士のもとで家政婦として働くことになった杏子・その10歳の息子、3人の家族にも似た愛の物語。
「バリアフリー映画」ですので、耳や目の不自由な方にも楽しんでいただけるよう、字幕付き、そして音声ガイドがあります。
また、音声ガイドがあることで見落としていた映像に気づいたり、字幕で聞き取りにくかったセリフを確認できるので、高齢の方や日本語を勉強する外国の方など、様々な人にも楽しんでいただけます。
すこし変わった印象を受けるバリアフリー映画。映画を見ながら小説を読んでいるような印象を受けます。
さて、映画は美しい映像表現と数学の「愛」に満ちた世界に魅了されます。
クスッと笑う場面もあり、しかし感動する場面も大いにあり・・・皆さんスクリーンに釘付けでした。
先月の紅白歌合戦に登場した寺尾聰さんや、朝ドラに出演した深津絵里さんの名演技にぐっと来る人も多かったようです。
あっという間に過ぎる120分。いかがでしたでしょうか。
映画を待つ間、図書館で過ごした人も多かったようです。映画も本も、一緒に楽しめるイベントとなりました。
次回はぜひ図書館で原作本や、ほかの興味深い本も楽しんでください。